【柏崎のお店紹介 vol.4】北国街道・越後地酒の関所　酒の新茶屋

　柏崎の風景として思い浮かべるのは、四季折々の美しい姿を望む霊峰米山と、赤い橋脚の米山大橋。訪れる人誰もが一度は目にしたことのある美しい景色として知られています。





　その米山大橋のたもと、標高53ｍの地に長く店を構えているのが「酒の新茶屋」さん。店の脇から海へと続く小道は知る人ぞ知る「旧北国街道」。春には大きな桜の木が満開の花を咲かせ、10月下旬には海から谷根川を遡上する鮭の姿も見られます。





　創業は嘉永元年。かつて北国街道の茶屋として賑わったと、江戸時代の書物にも描かれているほどの歴史あるお店。昭和30年代に「越後地酒の関所 酒の新茶屋」となり、今も変わらず多くのお客様に親しまれています。

　店には、柏崎を代表する原酒造の「銀の翼」を始め、「吟田川」、「八海山」、「雪中梅」、「金鶴」など、新潟県内の蔵元に限定した地酒や、焼酎、ビールなどが並び、特に蔵元の限定酒や季節商品にこだわり、力を入れているそうです。





　月１回開催の地酒頒布会「いかがで酒の会」では、店長の片山一江（いちえ）さんが県内蔵元から厳選した地酒2本をセットにして毎月お届けするシステム。もちろん地方発送可能で、いろいろな蔵の日本酒を楽しみたいという方にお薦めの頒布会です。





　そして、酒の新茶屋を訪れたら、ぜひ見ていただきたいのが無料で開放されている、2階ギャラリー＆休憩所からの景色。眼下には日本海が広がり、テレビドラマ「高校教師」の撮影地として有名になった、日本一海に近いといわれる「青海川駅」、恋人岬を望む美しい海岸線と米山大橋の絶景を心ゆくまでご堪能ください。