REPORT特集

【柏崎のお店紹介 vol.37】最上屋

2026.07.01

 



 柏崎を代表する老舗の一つである「最上屋」は、明治4年(1871)に「藤月堂」として創業しました。その後、初代 吉田藤吉の出身地である山形県最上地方にちなみ、屋号を「最上屋」と改名しました。
 創業から150有余年、最上屋は初代から変わらぬ「四季折々風味清新」の心でつねにお客様と向き合い、一つひとつの菓子作りに対してひたむきに取り組んでいます。



 最上屋の代表菓子の一つである「越の荒海」は、昭和48年の第18回全国菓子大博覧会で有功大賞を受賞した銘菓。胡桃やレーズン、胡麻の入ったこだわりの白餡を生地で包み焼きあげたもの。60年前から変わらず、職人が一つずつ日本海の冬の荒海をイメージした波を刷毛と筆を使い、すり蜜で描いているという逸品。書や篆刻で知られる勝田忘庵がデザインした貴重な掛け紙も必見です。



現在6代目の吉田勝彦さんの父が考案したという「柏崎太鼓」は黄身餡をカステラ風の生地で包み、アルミホイルに入れて焼きあげた菓子。こちらは平成6年の第22回全国菓子大博覧会金賞受賞。しっとりとした口溶けの良いカステラ生地とコクのある黄身餡のハーモニーが納得のおいしさ。冷やすとさらにおいしくいただけます。



 そして、忘れてはならないのが「明治饅頭」。明治時代に作られたお饅頭は、お酒を少し入れ卵をたっぷり使った生地で、あっさりとした白餡を包んだもの。小豆餡を包んだ「明治饅頭うす紅」と合わせると、きれいなピンクと白の2色が揃ってなんだか幸せな気持ちになります。紅白饅頭として利用される方も多いそうです。



 6代目の一推しは「鯛サブレ」。バターの風味と日本海の海をイメージした粗塩のカリカリとした食感、ほどよい甘みがくせになるサブレ。昔つかわれていた鯛の和菓子の木型から焼き型を作ったそうで、ころんとした愛らしい鯛サブレは大人にも子どもにも人気のお菓子。プレゼントにもおすすめです。



 最上屋には他にも、柏崎にゆかりのある地名が名付けられた「福浦八景チーズケーキ」や民謡にちなんだ「三階節最中」。そして、最上屋創業時の名が付けられた「藤月堂饅頭」、「藤月堂福栗」などの銘菓が並びます。
 また、ショーケースには色とりどりの洋菓子のほか、職人が腕によりをかけた上生菓子に加えて、初春を寿ぐ花びら餅、春には桜餅、梅雨から初夏の笹だんご、といったように季節の移ろいや季節ごとの楽しみを味わえる魅力の多いお店です。



店舗情報

              
店名

最上屋 本店

住所 柏崎市西本町1-3-22
TEL 0257-22-4145
営業時間 9時〜18時
月曜
店名

最上屋 フォンジェ店

TEL 0257-20-0024
営業時間 10時〜17時
店名

最上屋 MEGAドン・キホーテ柏崎店

TEL 0257-22-1259
営業時間 10時〜19時

この記事を書いた人

地元女性ライター

地元柏崎在住のライターが、毎月旬のお薦めのかしわざきを紹介します。

食べる・遊ぶ・出かけるのスポットを、地元の目線で深掘りします。